2021-11-14

兄は明るい性格の人だから

わかりやすく言うとドラゴンボール孫悟空のような態度、

純粋好奇心のようなもので私の性器を見たがったし

実際無理やり見られたときにも

「うっへーーーこんなふうなのかオラたまげちまったぞお」みたいなノリで

真剣に怒るのも馬鹿馬鹿しくなるような朗らかさがあった。

そしてその頃は兄も私もお互いに小学生だった。

でも弟のとき陰湿性的で本当に嫌だった。

当時、中学生にあがったばかりの私は兄のことがあったので

弟もいずれ同じようなことをしてくるだろうと予想はしていたもの

私の寝込みを狙って布団の中に頭を突っ込んで下着をずらし始めたのは予想外だった。

その異様な行動に思わず恐怖で体がすくんでしまったし、

なにか反応を返すことで狼狽した弟が錯乱して

もっとひどい行動にをとるのではないかと思うと

このまま寝たふりをするしかないと思うしか無かった。

兄の時の経験から見るものを見たら満足して帰っていくだろうと思ったのだ。

それならこのまま何もなかったことにしたほうがいい、そんなことを考えていた。

それでも私の性器懐中電灯のようなもので照らし出しながら

動かなくなった弟が本当に気持ちが悪かった。

まんじりともせずにただただ時間が過ぎるのを待っていると

突然弟が「ぐふ」とうめいたかと思うと

あたふたと私の部屋から出ていった。

そのとき感情は例えようもない感覚で安堵では決してなく

ひたすらな気味悪さでしかなかった。

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