経済学は数学的構造が堅牢なので最初は惹かれると思うけど、自然科学と違って予測とか再現性で評価されないから、結局、経済学コミュニティで共有される思想の表現になってしまう。数学が好きで現実の細かいところにあまり興味がない人とか、細かい話よりは社会全体についての評論をしたい人には向いていると思うが、「経済を知りたい」という人は、経済の中に入った方がいい。
ミクロ経済学とか役に立ってる(といわれている)じゃん、という人もいると思うけど、それらはオペレーションズ・リサーチ(OR)といった方がいい分野なので、であれば、ORを勉強した方が技術的なレベルも高いし、汎用性も高い。計量経済学と統計学の関係も同様。