2021-10-22

ボーイズラブゾーニング

日本共産党非実在児童ポルノ(と定義するもの)に関する問題について、法的規制を望まないこと、社会的合意をつくりたいことが話題に上がっていた。

以下のABEMA TIMESの記事では、その具体的な内容が明らかになっている。ここでは、ゾーニングというやり方や、「儲からないよね」という社会的合意によって、非実在児童ポルノ(と定義するもの)がつくられなくなる方向性言及している。

具体的には、子どもたちや一般の人たちの目に触れないような場所に置くゾーニングというやり方もあると思うし、“こういう表現は本当にまずいよね”“儲からないよね”という合意ができれば、クリエイターの皆さんも作らなくなると思う」と答えた。

自由民主主義を何よりも大切にするのが共産主義社会だ」日本共産党・吉良よし子常任幹部会員 各党に聞く衆院選(5) https://times.abema.tv/articles/-/10003601


ところ変わってボーイズラブ作品話題

東京都条例において不健全図書指定ゾーニング)の対象とされる作品の多くがボーイズラブ作品であること(https://twitter.com/kimirito/status/1392322916038021122)は、その筋の人は有名だと思う。加えて、ボーイズラブに関しては、成人向けスペースの都合や18禁作品販路が確保されていないことによって、男性向け作品より不健全図書指定されることで商業的に不利になるという事情が指摘されている。

健全図書となると、書店などは青少年の目の届かない場所に分けて販売することを義務づけられます東京都指定実質的全国的基準で、多くの書店分別販売となるか、成人向けの棚は容量に限度があるため、書店での扱いがなくなることもあります

健全図書指定システム時代に合わなくなっている https://blnews.chil-chil.net/newsDetail/7254/

女性向けコミック18禁にしてしまうと読者が買いにくくなってしまうため、売り上げがガタ落ちしてしまます

18禁販路が確保されている男性向けコミックと違い、指定されそうなものをあらかじめ18禁にしておくという手段がとれないBLは、不健全図書指定を受けてしまうと非常に不利です。

BLは「目をつけられている」のか?2016~2017年東京都健全図書指定を振り返る https://blnews.chil-chil.net/newsDetail/17240/

ボーイズラブ作品が不健全図書指定ゾーニング)によって商業的に不利になる(儲からなくなる)ことが指摘されてきたことを踏まえて考えると、日本共産党提示するゾーニングと儲からなくなるという合意をつくるという具体的方針は確かに有効なのかもしれない、と思う。反対に、それでもボーイズラブをつくる人はいなくなっていないので、やっぱり有効ではないと言えるかもしれない。

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