2021-10-03

キングオブコント感想

キングオブコント観て思ったけど、今のお笑いコント?って純粋な笑い以外もドンドン入ってくるんだね

蛙亭は最終的に科学者ホムンクルスを受け入れてその手を握るエンドで普通に感動するし

空気階段の1回目は映画みたいな物語として成立してるし、2回目はメガトンパンチマンの可愛らしさにほっこりもする

ニッポンの社長小道具が全て使われるミステリ伏線回収の小気味良さを感じた

「笑い」以外でも「エンタメ」の面白さが加わるというのかな?そんな感じ


他に感じたことがあって、それはこれらのコントはあまりにも世界観の構築やキャラ設定が高度になってて、

観客の理解力を強く要求してくるなあ、ということだ

マミィの2回目なんかは、「本当に言い争っている」「ドラマを演じている」をあえて曖昧にして

観客に「どっちだ?どっちだ?」と迷わせておくことを前提に笑いを構築しようとしている

そいつどいつも、「パックの奴は本当に彼女か?」「犯罪者か化け物の類では?」と客を誘導する構成にしておいて、

その誘導自体を最終的に裏切る、という構成になっている。


これらは全部面白かったんだけど、みてるとやっぱり高度だな、と思う。

メタ的な要素を多分に意識してて、客とのコミュニケーションがとてもハイコンテクストで、

笑いというもの技能文化成熟や洗練を感じた。

  • 舞台設定や小道具があるからこそできること、じゃないと評価されないね。

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