私には顔のいい推しがいる。あと体格もいい。
この度、推しが数年ぶりに主演を担うことになり、クラファンが行われた。
クラファンの返礼品はスカスカで、周りの誰に見せてもドン引きしてた。
ポストカード3枚とプレスシートと台本と、前売り券10枚。これで10万である。てか前売り券10枚もいらん。
なお、サインはどれ一つ入っていない。
もはや汚点だ。
その後、後から後から、舞台挨拶やら、先付映像やら、ロケ地マップやら出てくる。
だから金を返せと私は思わない。それに、騒ぎすぎて主演のオタクめんどいとか思われるのも心外だ。
ショボい返礼品しか用意せず、高くもない目標金額は達成できず。
パソコン1台スマホ1台で配信コンテンツ作れる今日日、ショボくても世に送り出さなかったのは無能と怠慢でしかない。
払った金はもういい。返せとは言わないし、私はクソ運営ではなく推しにお祝儀を出したのだ。決してクソ運営に払ったのではない。
返礼品がショボいのも、無駄に受け取った前売り券16枚を知人に送付するために切手を買いまくるはめになったのも、この際言わないでやる。
が、推しの数年ぶりの主演作を楽しみに見に行けないような気持ちにさせられたことは、本当に許しがたい。
が、私の推しが出ているのだ。