2021-09-24

特定されたくないので可能な限りボカシて書きます嘘松

の子わたしはずっと一緒だった

いつからかなんてわからない

きっかけもおぼえてない

そのくらい前から

の子わたしはずっと一緒だった

 

ある日

の子はいつもと違っていた

急に変わったわけじゃないと思う

たぶん変化はずっと前に始まってて

少しずつたまっていって

わたしを気付かせたんだろう

だけどあの子は変わらなかった

の子わたしの中のあの子のままで

ずっとそこにいてくれた

そういうのがうれしかった

わたしは変わっていくあの子

ときどきびっくりしながら過ごしていたけれど

それがずっと続かなくなってしまいそうだと

わかってしまった

の子にはすごいところがたくさんある

いつもあの子はいいことをたくさんくれている

そういうことにも気が付いた

けれどわたしがしてあげられていること

そういうことは思いつかなかった

 

の子はどんどん変わっていくけれど

わたしにとっては変わらずにいてくれる

それを続けていきたいかわたしもがんばった

それをあの子に隠すのも大変だった

だけどあの子わたしの違いがはっきりしただけ

わたしは何も変われなかった

こんなわたしがあの子をもしダメにしてしまったら

そんな可能性だけでも自分が許せない

の子の近くにいられる時間の終わりを想像して

どうやってもうまく終われる気がしなくて

自分からの子距離を取った

 

それでもあの子はあの子のままだった

そっけなくしてもいつでも優しかった

優しさを受け入れられないのはつらかった

一度だけ怒られたけどその理由もわかった

納得できないって

それはわたしも同じだったか

そのままそっけなく時間は過ぎて

わたしとあの子は離れ離れになったけど

決めたことだけはぶれなくてよかった

 

の子はどうしているだろうか

わたしのことは忘れただろうか

すばらしいひとになっただろうか

知りたいような知りたくないような

そんな気がしている

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