まだかまだかと言われてたものがようやく出ましたね。
https://cdp-japan.jp/news/20210924_2169
ただ、リソースの振り分けをすればいい国内政策と違って、外交・国防は相手がいます。大事なのはどう実現するかなのですが、立憲民主党にはその感覚が無さそうなので苦言を。
書いてある内容に異存はありません。が、「私たちこそが、現実的な尖閣防衛を進めていけると確信している」のであるならば対中政策を書かないと絵に描いた餅でしょう。
「特に核兵器禁止条約の締結国会合に対してオブザ―バー参加を目指す」
「抑止力を維持しつつ」
日本がこの条約に参加しない大きな理由はアメリカの核抑止力に頼っているからですが。立憲民主党の言う抑止力に核抑止力は含まれていないということ?それともアメリカに核兵器の放棄を迫る?
「辺野古新基地建設を中止し、沖縄における基地のあり方を見直すため、アメリカと粘り強い交渉を開始」
当面は普天間継続という理解でよろしいでしょうか。それに触れないのは控えめに言って不誠実かと。
まぁこれはそんなもんかと。
5.その他
現在の日本の国防語る上で絶対に避けて通れない対中戦略について何も書いてないのが不安で仕方ないです。アメリカだけでなく他の国も明らかに対中シフトに動いているのにね。
日本の防衛白書にたいしても中国は「中国を敵視するのはやめるように」って注文つけている状態ですよ。それを踏襲するの?しないの?
対中政策書いたら党内まとまらないからね、仕方ないね
民主党政権のときもそうだったけどどうやって実現するかとか、実現した結果どうなるかってってのが致命的に欠けてるよな