2021-08-25

英単語不要論[英語学習]

シス単」、「ターゲット」、「DUO」、「鉄壁」などなど書店受験参考書コーナーに立ち寄ればさも当たり前のように単語帳が陳列されている。

TOEIC英検など資格試験コーナーもその例に漏れない。

市販のものではなくとも、マクドナルド高校生真剣な顔で単語カードをめくる光景を目に浮かべるのは多くの日本人にとって難しくないだろう。

しかし、考えてみよう。我々が日本語を覚えるときに「日本語単語帳」だなんて使っただろうか?「日本語単語カード」だなんて作っただろうか?

である

彼らは何故単語帳を必死になって捲り、カラフルな付箋で小口を彩り、手垢でボロボロにするのだろうか?

それは究極的には試験合格するため、もう少し段階を落とせば、英文を読めるようになるため、英語音声を聞けるようにするためだろう。

英文を読めるようになるには、英文を読むのが一番である入試であれば入試レベル英文過去問TOEICであればTOEIC用の問題集である。それらを読み、未知語に遭遇する度に覚えていけばよい。記憶性質上当然頻出単語ほど定着率が高くなる。それで何も問題はない。なぜなら、往々にして頻出単語重要単語からである(というより頻出することをもって重要だとされることが多い)。

聞く場合も同様である。だが、スクリプトなしのリスニングで聞こえた未知語をメモして書き留めるのはかなり難しいので、語彙学習リスニングでは意識しなくてもよいかもしれない。スクリプトがあれば、未知語をチェックするのはリーディングと同じ要領である

以下、感覚的な話である

私自身、単語帳を使ったこともある。しかし、頑張って単語帳で覚えた単語自分のものになった気がしなかった。

例えばrequireを「require必要とする」とおぼえてしまうと、英文の中でrequireと遭遇したときに、どうしても日本語の「遭遇する」が目の前に出てきてしまい、英文の中でrequireが、いわば浮いてしまうのだ。

また、DUOであっても、individualという単語DUOで覚えると、individualに遭遇したときに「We must respect the will of the individual.」が脳内再生されてしまう。

私はこれらの経験から単語帳ではなく英文文脈の中で自然に覚えるべきだと考えている。

文脈がある中で英文ごと丸暗記するのはかなり効果的な暗記法だと思う

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