2021-08-13

ブルーアーカイブ ヒナ水着) 絆ストーリー 03 書き起こし

委員長と夏の夜に

ふう……これで、今日やらなきゃいけない仕事は全部終わったはず……?

はあ、めんどくさかった……。

早起きたからか、まだこんな時間なのにもう疲れた……。午後の約束まで、少し休んでおいた方が良いかもしれない……。

無理をして、また先生を困らせるわけにはいかないし……。

少しだ、け……

(ん……)

(んんっ……ふぁ……)

身体が重い……思ったより、疲労が溜まってるのかも……)

(んっ……ふぅ。でも、久しぶりによく寝た……えっと、この後は……)

(今、そもそも何時……?)

(午後6時……お昼、食べそびれた……)

(まあそれは良いけど……この後の予定は……っ!?

っ!!先生との……っ!

"あ、おはようヒナ。よく眠れた?"

……。

……?

……!?

せ、先生!?どっ、どうして先生がここに……!?

それにっ、どうして起こさなかったの……!?もう時間が……!

"ヒナ気持ちよく眠れてそうだったから。"

先生……。

……。

今日約束……私から、一緒にって誘ったのに……。

本当に、ごめん……。

せっかく先生と海に行けると思ったのに、私のせいで……。

先生だって、忙しいはずなのに……。

……?

う、うん。確かに最近は少し、睡眠時間が短かったかも……?

今日特に、その……。

で、でも、それは私が自分で進んでしたことで……!

それとこれとは話が別。これは、私の体調管理問題で……!

言い訳には、ならない……。

本当にごめん、先生。今からじゃ海に行く時間も無いし……私のせいで、先生時間無駄にして……。

私、私……。

……?せ、先生……?

な、何?急に手を握って……。

"まだ終わってないよ。海はすぐそこにあるんだし。"

すぐそこに、って……。

あっ……そういえばここのホテルテラスから海が見下ろせるって……。

合宿には要らないから、出入り禁止にしてたけど……。

"行こう!"

……どうして、先生はそんなに優しいの?

…………。

……ううん、何でもない。

先生は、いつもそうだった。そうやって、いっつも私に……。

……うん、先生がそう言うなら、行こう。今からでも。

じゃあ、えっと……

あ、んっ……。

へくしゅっ……!

な、何……?私だってくしゃみくらいする。

……大丈夫風邪とかじゃない。これは、今起きたばっかりだから——

これ……カーディガン?わざわざ持ってきてくれたの?

……ううん、ありがとう

(いつもこうやって、気を遣ってくれるから、私は……)

……なら、遠慮なく。

それじゃあ、先生が自信満々に綺麗だって言ってた海、見に行こう。

——何でもんな、そんなに海が好きなんだろう……って、

——ずっとそう思ってた。

——みんなは楽しそうだけど、

——私はどうしても好きになれなくて……

——水の中はよく見えないし、足がつかないと不安だし……

——先生も、そう思ったことない?

——特に夜の海は、まるで暗闇みたいに不気味で……

——見てるだけで吸い込まれそうで、好きになれなかったけど……

——でも……今は、みんなの気持ちが少しだけ分かった気がする。

——海って、こんなに綺麗だったのね。

——不思議……今まで、こんな風に思ったことなかったのに。

——ありがとう先生。一緒にいてくれて……

——色んなことを、教えてくれて。

(そうやって二人で一緒に、夕日が沈むまで、きらきら夕焼けを反射して輝く海を見つめていた)

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