対コロナ戦線も敗色濃厚となった東京。
司令官ゆり子は、これ以上の感染拡大を止めるために最後のスピーチをした。
「この夏は人生最期のステイホームを」
医療崩壊してしまった時点で、もう、感染者には自宅で死んでもらうしかない。
この夏の暑さで、死体はすぐに腐り始めるが、それを回収するリソースも無い。
生き残った都民は、強烈な死臭に恐れをなして、近隣都県へと疎開していった。
司令官ゆり子の行方も分からない。疎開できたのか、自宅で病死したのか、
今となっては関心を持つ者はいない。
その年の冬、東京都は正式に日本地図から消去された。
Permalink | 記事への反応(2) | 19:29
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来年もたいして変わらんだろ。コロナ脳が減らん限り。
その後、地元の兵庫県で元気に会見するゆり子の姿が映し出されると全世界が感動のフィナーレを迎えた