ああいう残虐な行為を許容する雰囲気があった、ってことではなくて(それもあったとは思うが)、
メディアの情報はフィクションなんだかノンフィクションなんだかわからないもので突っ込みようがない、
サブカル雑誌では犯罪者集団にインタビューして内情を詳述するような記事があったし、
それらは許されていた、ということではなくて、
どうせインタビューとかいってもライターが適当に作ったお話だろ、とか、
ミュージシャンが自分は普通の人間じゃないというアピールで言ってるんだろ、とか
そういう、自分のリアルな人生とは関係ないフィクションみたいなものとして受け取ってたと思う。
このへんの受け取り方にはもちろん個人差あったんだろうと思うけど。
もちろん、どういう要素であれ、これからの時代を生きていこうとするなら、時代のずれで放置されてた部分は正されていく必要があるんだが、
かれの同級生の「実行犯」やら当時の学校の管理責任まで追及されていくとしたら、なかなか先の見えない作業になっていきそうではある。