去年の話。
実家で子猫を飼い始めたので、会いに行った。
生後3ヶ月くらいの子猫は、初対面の私を見ると、多少不思議そうな顔はしたものの、赤の他人ではないと悟ったのか、隠れるでもなく怯えるでもなく大人しく触らせてくれた。
私は遠慮なく毛玉の感触を堪能させていただいた。
子猫は私の荷物に顔を突っ込んで一つ一つチェックすると、満足して定位置のテーブルの下で丸くなっていた。
夜、あわよくば同衾できないものかと子猫を布団に連れ込んだが、すぐに出奔してしまった。まだ時期尚早だったのかと落胆。
翌朝、あまりに暑くて目が覚めたら、首の横で子猫が丸くなっていた。
ふと、首など大きな血管がある場所を温めると効率良く体全体を温められる、という豆知識を眠い頭で朧に思い出した。
私は、子猫が奏でるゴロゴロのメロディと共に二度寝した。
子猫は子猫ではなくなり、もうすぐ一歳になる。
早くまた会いたい。
Permalink | 記事への反応(3) | 20:27
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読んでるこっちまでやさしい気持ちになる。
そのコロコロ言う奴 生きてて増田と仲良く出来てる限りずっと聞けるよ おばあちゃん猫になっても、死ぬ数日前になっても身体をマッサージしてやると気持ち良さそうにコロコロ鳴...
この糞暑いときに密着されたらぶっとばしそう