2021-06-16

オタクが知ってしまった承認欲求存在

オタク自分世界フィクション世界に没頭する事により現実社会競争から一時的に免れる事がかつては可能だった。

しかし、Twitterの台頭により、オタクですらも才能や魅力での優劣で分別されてしまい、自分の好きなようにアニメ漫画世界に没頭するだけでは物足りなくなってしまった。アニメ漫画映画を見て何か上手い感想を言ってみんなにもてはやされたい、或いはそういう人がもてはやされているのを見て、自分も何か言おうとするが喉に詰まる言葉辟易する。

そうして何も言えない自分に嫌気が差しながらも、自分もちやほやしてもらいたいかソシャゲに多くの金額を注ぎ込む。ゲームランキングの上位に行く事を目的とし、その目標が達成できればTwitterオタクに多少なり尊敬される。そのゲームやりこみ攻略情報見出しnoteに長文なんて書いてみれば上出来だ。仲間のオタクだけでなく、知らないオタクにまで「スキ!」と言われ舞い上がるだろう。

あるいは、自分の好きなVtuberにたくさんのお金をあげるのはどうだろう。毎回多額のスパチャを送れば名前を呼んでもらえる。Twitterで絡めばリプライがもらえる。名誉リスナーとしての称号を得れば同じオタクに見てもらえる。自分はただ人に金を投げただけなのに、何かした気になってみんなに見てもらえるのだからそりゃ舞い上がるだろう。

私はそんなオタクばかりになっていくのを見たくない。劣等感に苛まれながら安酒を飲み、ソシャゲ課金をし、推し配信を見ながら将来のことを頭の片隅に追いやりながら眠りにつくだけのオタクに。

競争で勝つためにオタクになったわけではないはずだ。かつては好きなアニメ漫画映画があり、そこからオタクになったはずだ。その時を思い出して誰かから認められるために何かをするのではなく、自分が何をしたいかという事を思い出してくれ!!!!頼んだぞ!!!!!!

  • でもこういう側面もあるのではないかね? かつて消費側だったオタクが、何かを生み出すようになって、情報の相互のやりとりによってお互いに高め合えるようになった。そうしてより...

    • そうかもしれません。オタクが生産者から受け取ったものをカタチにして情報を発信できれば、文化を耕す一助になり得ますね。

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