「制度的、構造化された差別」とは、第一義的には「明文化された法に書き込まれた差別」または「明文化された法に反する社会的行為としての差別」を指す。つまり、社会的に実体が明文化されたものとして目に見える差別のことな。法の下の平等をうたう日本国憲法第14条にあげられるものなんか(人種、信条、性別、社会的身分又は門地による差別)がその代表例。
次に、それに準じるものとして、明文化されていなくても、社会通念として固定し誰もがその存在を認識できるような(たとえば統計上明らかに不自然なデータとして見える)暗黙のきまり、ルール、マナー等による差別のことも指している。たとえば、夫婦同姓強制問題なんかがそうで、改姓による社会的な不利益が存在すること、そして、データを取れば明白にそれを女性が蒙ることが社会通念として存在すること、これは明らかにおかしいでしょう?という問題提起なんかがそれに当たる。
前者についてすら、まだ話は全然片付いてない。後者の中でも、夫婦同姓強制のような明白にデータで説明できる問題については、まだ始まったばかりですらある。その中で、いわゆる「弱者男性」の苦しみを差別として問題化するのは、一朝一夕にできることではない。差別というのは「見える化」するのがまず大変なんだ。そのためには、
・弱者男性というのは誰なのか(どういう苦しみが「弱者男性の蒙っている差別」なのか)
・それは誰によってどのように作り出されてきたのか(構造化された差別ほど、差別の加害者よりももっと上のレベルで差別は作り出されるものである)
・どのような状態を目指すのか
・それは従来の社会をどう変化させ、他の権利や差別と調整が可能か
を最低限明らかにしていく必要があるだろう。増田が真にこれを問題として捉えたいなら、ていねいにこれらの作業を進めていくことで、一歩でも問題は解決に向かうだろうと思う。差別解消への戦いというのは、社会通念との戦いでもある。長く遠い道のりだ。
最近弱者男性関連の増田やブコメで 「弱者男性の苦しみは実存的なものだし」「女性差別と違って制度的な差別や構造的な差別じゃないし」と言う様なコメントをよく見るのだけど、 そ...
「制度的、構造化された差別」とは、第一義的には「明文化された法に書き込まれた差別」または「明文化された法に反する社会的行為としての差別」を指す。つまり、社会的に実体が...
女性表象が性的イメージ(露出過多)と結びつくというのは差別的な社会構造から来てるんだよ NHKの世界のいまでBLMが報じられた時、黒人が「タンクトップでムキムキ、怒りの表情を浮か...
まず女性表象のアレは、 「性差別を"助長する""恐れがある"性差別『的』表現」みたいに、幾重にもエクスキューズされていて、 つまりは何がどう誰の人権を侵害するのか説明できてい...
それは正直なところ、いままでのフェミニズムのほうが適当にやっていて間違っていて、さんざん「お気持ち」とか言われてきたので。 「構造的差別でないなら差別でない」を否定する...
不美人が女子アナになれないような差別 ほんとうは容姿で落とされているのに別の理由を提示されて右往左往させられる差別
ブサイクだったり愛嬌ないような女性でも普通にアナウンサーやってるけど
BSニュースの女性アナの仏頂面がわりとよいw