虫が怖かった。
Cから始まるものは言わずもがな、目を凝らして見つかるようなものも、カブトムシもクワガタムシも、ガもチョウも区別なく怖い。
できるなら「虫」の字を見かけることもしたくない。(アルファベットも避けたかった)
犬と猫は平気だった。
外で遭遇したり、一緒に信号の転換を待ったり。
けど、ともに暮らすことを考えると、鳥肌が立つような心地がした。
飼い主には、飼い主としての責任が生じるという。
人生を振り返ってみると、私ではその責任を負えないような気がしていた。
虫が怖い理由も知っていた。
今でも夢に見る。
父親が靴で踏みつけて遊んだ虫が、復讐のために私の前に姿を現すのだ。
一時期は、何にしろ虫を目にするたびに夢を見た。
夢を見るから虫が怖い。
虫が怖いから夢を見る。
どちらが先か後かもわからないが、これらのことのために虫が怖いのだと思っていたのである。
さて、つい最近のことだが、ツイッターでハムスターの動画を見かけた。
道を歩いてハムスターに遭遇する、などということは、なかなかないのではないかと思う。
私にも経験がない。
幸いにしてペットを飼ったような経験もないから、ハムスターという生きものは、私にとってはペットショップなどに陳列されているものだった。
そうでなければ、ハム太郎だ。
そして飼育したこともないが、以前に何度も動画で見かけた動くハムスターも、とてもかわいかった。
そう思っていたのだが。
化け物かと思った。
ちっともかわいくなかった。
いや、かわいくないなどというものではなかった。
化け物に見えた。
何がグロテスクかって、あの目が嫌だった。
小さなハムスターの顔面についた、黒々としてぎょろりと飛び出すまあるい目。
そして改めて衝撃を受けて、他のハムスターを探した。
失礼な話だが、特別にかわいくない個体だったのではないかと思ったわけだ。
撮影がまずかったのではないかとか、場面がまずかったのではないかとか。
そんなことはなかった。
それまでかわいかったハムスターが、もう今は化け物にしか思えない。
日を改めても駄目だった。
そして、またある日に夢を見た。
だが、私は犬か猫かを飼っていて、それらの首をひとつずつ落としていった。
責任を負えないから飼いたくないのではなくて、虫だから怖いのではなくて、その気になれば踏み潰してしまえるから恐ろしかったのだ。
年長の親戚が、生まれたばかりの赤子を連れてきた。
私は断ったのに、押しつけられて抱くことになって、ぞっとする思いで腕の赤子を見下ろした。
いくら噛んで来てもこっちが棒を二本持って支点力点作用点したらあっちゃう間に死ぬような奴らよ 高いところから落としたら終わるような命だからお互いにいい距離感でいような
ツツイヤスタカがも~~っと神経症になったような
Cがわからん 虫が区別なく全部怖い・嫌いってあつ森のフータさんみたいだな
ゴキブリでしょ。英名cockroach
「C」じゃなくて「G」と表記されることが多い気がする
Gが直接的すぎるから英名頭文字にしたんじゃないの 文脈からして須らく「怖い虫」なんてcockroach, bee, spider, mosquitoあたりでしょ(蚊は日本だとそこまで怖い生き物じゃないけど)。 あと...
「Welcome to Underground」
蒲田くんは最終形態のゴジラに見えないから、それで問題ないんだと思うよ
ハムスターとかチワワは、眼球が落ちてきそうで怖い
キュートアグレッション過敏症
見た目が人間なのに目つき、挙動、発声が人とは思えない相手にはゾッとし、不気味の谷をかんじんだが?! 赤ごはまだまし。
虫や鳥やハムスターは分かるが、そこから赤子へのつながりが全く見えない