「バスの利用者が増えないのは乗り方を知らないから」という記事に「乗り方も目の前のバスがどこに行くのかもわからない」みたいな意見もあって
「馬鹿言うなよ、お前の持ってるスマホの地図アプリ見ろや」と脊髄反射しそうになって「バス路線がマップに表示される地域は意外と少ないのかもしれない」と思い直して
手元のiPhoneとAndroid10搭載端末で比べてみたら思いのほかGoogleMapがバス路線と時刻表の表示非対応な地域が多かった。
俺の調べてないところではAndroidのみ対応でiOSのマップアプリが非対応って例もあるかもしれないけど、ちょっと調べてみた内容を以下にまとめてみた。
思いついた都市の鉄道駅前のバス停でバス停の時刻表と系統別の行き先表示の有無について簡単に調べた。
各鉄道駅前の高速バスではない通常バス路線と思しき路線のバス停を選択して直近の時刻表と路線および停車駅情報がマップに表示されれば〇、
何か情報が欠落していれば△、バス停も路線も表示されない場合は×とした。
鉄道駅名 | iOSマップ | GoogleMap | 備考 |
札幌 | 〇 | 〇 | Androidはちょっとバス停が分かりにくい |
新青森 | △ | 〇 | iOSのマップは路線のみでバス停の時刻表や途中で停車するバス停の情報無し、Androidは各路線の停車バス停まで網羅 |
秋田 | 〇 | × | |
仙台 | 〇 | × | |
新潟 | 〇 | × | |
東京 | 〇 | 〇 | |
横浜 | 〇 | 〇 | |
名古屋 | 〇 | × | GoogleMapさん!?と思った場所第二位 |
新大阪 | 〇 | × | GoogleMapさん!?と思った場所第一位 |
岡山 | 〇 | 〇 | 流石、大都会岡山 |
広島 | 〇 | × | |
博多 | 〇 | × | 西鉄がGoogle嫌いなだけだと思ってたけど他を見ると違うのかもしれない |
調査をしてみて違いを改めて目の当たりにしていろいろと面白かった。
iOSのマップアプリはバス停を選ぶと複数バス会社が停車する場合はバス会社の選択が入ってそのあと現在時刻の直近の時刻表が表示されるが、
しかしAndroidがバス停および路線表示に対応している場合、バス停を選択した時点でそこから発車するすべてのバスの路線がすべて
一度にマップ上に経路表示される。バス会社はおそらく路線番号のアイコン?の色で分けているっぽいがGoogleMapが対応している複数バス乗り入れ駅が
知らない土地ばかりなので違うかもしれない。
どっちが良いかといわれると日常で使う分にはiOSの方が使い勝手がよさそうだが、
なれない土地でバスに乗る場合を考えるとGoogleMapの方がいいと思う人は多いかもしれない。
地元の福岡でGoogleMapにバス路線が表示されないのは知っていたが、他の政令指定都市も軒並みGoogleMapでバス非対応になっているのを見ると
けど、新青森みたいになぜか非常に力の入っている地域もあったりするのでよくわからない。
上記の調査で漏れている他の都市部やもっと田舎の方では両方非対応だったりする場合もありそうだが、
そういう地域は路線も行先も限られているだろうから迷うということはおそらくないだろう。
乗り方まではどちらのアプリにも表示されてないのでどうにもならんが、行先がどこなのかはそれなりに分かるようになってるので
バスを取り巻く環境に文句言う前に手持ちのスマホのアプリを調べてみてはどうだろうか?