2021-03-30

拉がれている。

組織で思うような立ち位置を占められないでいる。

同期に抜かれ、後輩に抜かれ、非常に辛い気持ちだ。

なぜ辛いのだろう。

虚栄心とは人によく思われたいという気持ちで、野心は何かを自分の力で成し遂げたいという気持ち、と言ったのは塩野七生だったと思うが、俺は虚栄心が大きいのだと思う。昇進をして何かを成し遂げたいという気持ちはなかった。みんなで受ける昇進試験自分も取り組んで、みんなと一緒に昇進をしたいだけだった。それができなくて、恥ずかしくて、辛いのだ。

人に遅れを取ったことはあまりなかった。概ね、マジョリティしか結構優位な立場社会生活を送っていた。

そういうコンプレックスから自由に生きていた。俺は、俺が優れている人間だと思っていた。評価もされていた。薄っぺら言葉ではなく、人事評価という形でも返してもらっていた。

それが、これだ。

まりにも辛くて、転職活動もして、悪くない条件のところに拾ってもらえそうだった。だが、最後最後で踏み切れなかった。

なぜ踏み切れなかったか。拾い先がネット上でクソ叩かれているところで、就職したところで胸を張れそうになかったのと、少子高齢化の影響をモロに受けて30年後には倒産してそうだな、と思ったから。

転職動機ネガティブなら、転職をやめた理由ネガティブだな、と気がついて本当に嫌になった。

思い返してみれば、何かをしようという強い動機がなかった。ずーとそうだった。みんながすることをして、その中でたまたま悪くない位置を占めてきただけだ。

ほんとうの意味で、能動的であったことは、なかった。

屈辱、汚辱、とんでもない悲しみ、身も世もない恥で息も苦しくて、後輩にタメ口をきかれて、席次を譲って。クソが!!!!!!!!!

今、俺は組織に拉がれようとしている。ないがしろにされても、生活のために縋りつかざるを得ないから。なんてひどい人生なっちゃったんだろう。

そう思っていた。

だけれども、これは変わるためのチャンスなんじゃないんだろうか、と思えないでもない。小手先昇進試験技術ブラッシュアップするだけでなく。

少し野心的になろう。数年、昇進をフイにしている。取り返し難い。それでも、まだ、やり直せる。やり直せると信じたい。

  • もし自信を無くして挫けそうになったら、良いことだけ良いことだけ思い出せ。

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