2021-03-21

結婚アフロ田中9巻の感想

おもしろかった。

ギャグでありながら、そのまま保健体育の教材にもできそうな内容で、楽しく読んだ。

読み終えてふと、虚しくなった。

初めての子どもを死産して、6年以上が経った。

生きていれば、もうすぐ小学校にあがる年齢だ。

あれから妊娠はしておらず、子どもがいないま40代突入した。

精神病患者が、子どもを産もうとしたのが間違いだったのか。

いや、病気を持っていても、出産できる人はできる。

私のせいだと自分を責めれば、これを読んでいる同じ思いをした人が傷つくだろう。

住んでいるアパートペット禁止だし、私が重めの動物アレルギーから、仮に引っ越したとしても、ペットを飼うのは難しい。

何かを可愛がりたい気持ちを、ドールをお迎えすることで紛らわしたりもした。

服を着せ替えたり、髪を整えてあげることで、確かにいくらかは気持ちが癒された。

けれど気づいてしまった。

(以下、ドールオーナーさんが読んだら不快になる可能性がある表現があります。ご注意ください)

何体、ドールを集めても、あの子の代わりになりはしない。

結局ドール無機物なのだ。単なるモノに過ぎない。

そんなのわかっていたつもりだけれど、6体目にしてようやくはっきりと気づいたのだ。

もちろんこれからも、ドールたちは可愛がるけれど、もう増やさないだろうな(多分)。

最近、親戚の子がイヤイヤ期に突入したようで、泣き喚いているとき動画を見せてもらった。

大変そうだなと思う以上に、羨ましくてたまらない。

ママママって、泣いてほしかった。私も。

やっぱり読まなきゃよかったかな。

でもおもしろいんだよなー、アフロ田中

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