昔から体力もないし頭も悪いし運動神経もない俺は小学生の頃から社会に出た今に至るまでずっと社会生活が苦手だった。あなた達が今まで見た大人しいタイプの無能たちを思い出して欲しい。それが俺だ。
出勤中も仕事中もフルストレスな為、休みの日と通勤中に瞑想をするようになった。最初は嫌な記憶が甦ったりして全然集中できなかったのだが、慣れてくると何も考えてない無の感覚が心地よくて、瞑想してる間だけは幸せを感じるようになった。次第に電車の中でも吊革に捕まりながら出来るようになった。
この辺りからだと思う、仕事中に気づいたらボーっとしてることが増えてきた。何も考えてない。考えてないことすら考えてない。音が遠くに聞こえる。気づいたらその状態に陥って、上司に声を掛けられても気づかないこともあった。
瞑想中は幸せだが、現状が良くなるわけでもなく、瞑想を始めてから「俺が働いても周りに迷惑かかるだけだし仕事辞めて失業保険満期まで貰ってから生活保護でも受けようか?」と考えるようになった。
生きてるのが辛いが自殺も怖くて、瞑想には仕事の苦痛を上回るリターンがあるわけではないけれど、仕事しないでずっと瞑想してるだけの生活なら、仕事しながら瞑想する生活よりも幸せだと思えるぐるいにはなった。