2021-03-13

エヴァが好きなんじゃなかったと20年経って気付いた話

小学生の頃年末年始の一挙放送エヴァにハマって20年、シンエヴァを観てきた。

ストーリー云々はさておき胸いっぱいになって涙が止まらなくなった。

おいおいと思うところもあったのに「そんな事よりとにかく良かった!素晴らしかった!」って感想が先に出て

まぁ20年好きだったものが終わって感無量だからかなと鑑賞直後に自己分析してたけど数日経って気付いた。


自分が好きだと思っていたのはエヴァじゃなく庵野秀明だった。

シンジがずっと好きだと思ってたけどシンジを通じて庵野が好きなだけだった。

不安定で極端過ぎる二極思想自分しか興味のない庵野に惹かれてるだけだった。


旧劇で父性との対峙を描くつもりが描けなくて逃げた庵野ちゃんと面と向かって対峙できるようになったり

周囲から好意・暖かさに気付けなかったのが気付けるようになったり

逃げちゃダメだって口にするだけで満足してた人間が逃げずにちゃんと向かい合う勇気を持てるようになったり

あの庵野が…?ってびっくりする気持ちと嬉しい気持ちが混ざって訳分からなくなってる。


好きだったと気付けても今の庵野は昔の庵野ではないしか気持ちの置き場所に困ってる。


ここに居たのねママ!じゃないけど、ずっとエヴァが好きだと思ってたのに実は福耳メガネの猫口おじさんが好きでした!っていうのはかなり自分にとって衝撃で未だにどう受け入れたら良いのかわからない。

  • 庵野おじさんは不潔で偏食、カテゴリ的には人間よりも犬に近い。 絵が描けて言葉をしゃべる犬だと思ってる。

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