2021-03-04

ゼロコロナを信じる教授ニセ科学

中国科学院大学温州研究課題組長(教授),兵庫県立大学客員教授ソフトマター物理レオロジー)の瀬戸亮平先生ゼロコロナとwithコロナで縦軸を感染者数の対数とする図を使って、withコロナ批判し、ゼロコロナを推奨している。しかし、この図は対数ではありえない0の値が縦軸にある。

対数軸なら、1,000, 100, 10, 1, 0.1, 0.01, 0.001 と0に近づいても0には決して到達しない。でも、瀬戸亮平先生は1から少しで0になるニセの図を描いている。

縦軸は感染者数だから小数にはなりえず、瀬戸亮平先生の図は正しいと反論するかもしれない。しか10日に1人感染者が見つかれば平均0.1、100日に1人感染者が見つかれば平均0.01と考えれば、小数は不自然ではない。

また、潜伏期間は2週間程度なので、2週間感染者が0であれば0になると反論するかもしれない。しかし、症状が出ていないが感染した人が気づかないなら、ウイルスがどこかにあるまま感染者数0が続くことは十分起こりうる。

対数グラフでは決して到達しない0に到達すると誤解させるニセグラフ瀬戸亮平先生公表し、東京大学物性研究所教授の押川正毅先生神戸大学惑星学専攻教授牧野淳一郎先生がかかわっているのを見ると、日本科学技術対数グラフすら正しく書けないレベルですでに終了していたことを否応なく実感させられる。

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