政府は、海外にも人気が広がるコスプレが著作権トラブルになる事態を防ぐため、ルール整備に乗りだした。利益が出た場合、著作権法との関係が曖昧なためだ。日本文化を海外に売り込むクールジャパン戦略の柱として期待しており、積極展開を後押しする。
写真をインスタグラムなど会員制交流サイト(SNS)に投稿したり、イベントで報酬を得たりすれば、著作権侵害に当たる可能性が出てくる
現状、漫画雑誌などでコスプレイヤーと表記されている人は、漫画やアニメの原作があるキャラクターの衣装を着ていない。
雑誌などで言われているのは、ウィッグ(かつら)をつけて、グラビア衣装を着ている人をコスプレイヤーと言っている。
原作がない、布面積の少ない衣装を着ているのをコスプレと言っているわけだ。
現時点でテレビや雑誌で活躍してるコスプレイヤーさんからすると、既にキャラの衣装は着ていないので規制されようが痛くはない。
じゃあ他のSNSなどに出ている人達はどうしているかというと、
① ユザワヤなどで布を購入して自分でミシンを縫う。小物を100均などで買ったものを組み合わせて作る。
② 中国で販売してる衣装を購入する。(個人輸入だったり、輸入代理など。数万する)
といった手段を取っている。
海外発信を後押しと政府は言っているが、SNSでの日本からの発信はすべてアウトということになり、海外発信はされないことになる。
新しいアニメが放送されると同時に衣装が販売され、中国在住の中国人コスプレイヤーさんはいち早く着てSNSに投稿する。
日本アニメが中国でも放送されていることもあり、日本アニメを題材にしたコスプレ衣装を摘発できるかもしれないが、
中国発の漫画やアニメの衣装を、中国でコスプレをするとなると摘発はできないだろう。
結果、中国文化となるのではないだろうか。
例えば中国だとGumroadで直接金銭を支援するといったことが行われている。
自分の知る範囲だと数万のフォロワの人で190万円/月だそうだ。(えなこさんの年収5000万には届かないが)
そうはいっても、そんな人は一部だろう。
著作料を取れればいいだろうが、利益が出ているところは払えばいいが、そうではないところから回収は難しいだろう。
コスプレイベントを開催していた、過疎化した遊園地やテーマパークもこれで閉まることになるだろう。
写真を撮っていた人が新しいカメラを買うことも減るだろう。カメラの販売台数は年々減っているがさらに減ることになる。