2021-01-04

日テレ新橋のやきとんやに行く前に言っておく

緊急事態宣言が発令されるかもしれませんね。

そしたら日テレが嬉々として新橋のやきとんやにインタビューにいくことでしょう。

経営者の苦悩を垂れ流して、お茶の間の同情を得るためです。

政府対応に不満を向けることで、自らの報道の正しさをアピールする狙いです。

すると、新橋のやきとんやのオーナーは怒りをにじませながらこう言います

従業員生活を守るために休業しません。」

はい。これはダウトです。

従業員は一日15,000円を上限に休業補償雇用調整助成金として助成されます

この休業補償は何もお店が休みになる必要はなく、お店側の都合で従業員の出勤を停止した場合助成されます。(従業員個別に休業したという扱い。)

から営業を縮めて、従業員を正しく休業させれば、従業員給料犠牲になることはありません。

それに加えて、持続化給付金感染拡大防止協力金、家賃支援給付金コロナ禍においての助成金が用意されています

これらを正しく申請していればそんなにどうにもならないような状況ではないはずです。

かにオーナー収入については何も補償されるものがありません。だったらそうだというべきです。

もちろん各種助成金を支払いにあてがった結果、残った金額オーナー収入とすることは問題がありません。

ここで飲食店利益について考えてみましょう。

飲食店の原価は、おおよそ30%程度とされています

そこから人件費、経費と差し引いた金額が純利=主にオーナー収入になります

休業をすれば原価はかかりません。(すでに仕入れた分はロスになりますが、事前に休業や時短を知らされていれば調整できるはずです。)

人件費も1日15,000円を上限に助成されます。(会社都合で休業した場合、支払うべき休業補償給与の6割です。これも当然支払えば助成されます。)

家賃については家賃2/3の6ヶ月分が家賃支援給付金として支給されました。(家賃30万なら20万x6ヶ月の120万が支給される。休業の有無は関係がない。)

さらに社宅も対象になるので、福利厚生がしっかりしている会社ほど、給付額が多くなる素晴らしい仕組みです。

それ以外に持続化給付金で100万円。

そして、時短営業に協力するだけでもらえる感染拡大防止協力金(いわゆる休業補償)。

すべての日程を休業しているわけでもないのに、それだけの助成金を受け取っていながらテレビは休業補償のみの金額を流して、飲食店は苦境に立たされていると報道するのっておかしくないですか?

従業員のために」というなら、休業させて雇用調整助成金申請したほうが感染防止にもなってよほど従業員のためになります

正直に己の利益のためにと言えよ。

給付金全部もらって、さら助成金あるのに従業員騙して無理やり働かせて利益あげようとしているオーナーが「従業員のために」?

ほんと、どの面下げてインタビューに答えてんだよって感じ。

苦しいのは苦しいでしょう。でもそれは誰もが一緒。

自分たちだけ正義みたいなのはほんとに良くない。

しろ感染拡大防止協力金がもらえている分だけ、自分たち優遇されていることを自覚しなさい。

日テレ新橋のやきとんやにインタビューに行ったらこの内容を思い出してください。

自分利益のために、従業員も客も感染させるかもしれないリスクを背負わせる人でなしが何か言ってるだけです。

本当に腹が立つ。

無知なら無知でそのほうが経営者としても報道機関としても問題

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