推理小説を子供に読ませることで思考力の育成が期待できます~だとか
そんな言説を見聞きするたびに「エンタメコンテンツから面白い以外の見返りを求めるな!」と今まで思ってきたのだが
「エンタメコンテンツに対し面白い以外の実益を求める人々」に対して、私は今まで見下しの態度をとってきたのではないだろうか
「実益を求め打算的に読むと面白さが損なわれてもったいない」となんとなく思っているわけだが
それは私が勝手にそう思っているだけであって
なにかのブログ記事で読書術みたいなタイトルに釣られてクリックすると、ビジネス本をいかに速読し要約するかみたいな内容で
「はーーー!私が知りたいのはいかに小説の読書体験をより充実させるかなんですけど?」
と思った経験がその見下し態度の原因かもしれない
ここまで書いて自分の中で二つの思いが混ざっていることに気付いた
・「エンタメコンテンツから訓話を得ようとするのはエンタメ性を損なう」と私は思っている
・読書と一口に言っても小説やらビジネス書やらのどれの話かわからなくて面倒なんで言い分けられるといいのになあ
エンタメ読書を「より」充実させるって、つまり見返りコスパを求めてるのと同じ