昔一般誌の編集してたけども、取材する側(てか本を出す側)からすると、
だって好き勝手に赤字を入れられたり、編集上の意図を無視されたりするしね。
写真が気に入らないからこっちと変えてくれつって自分で撮った写真送ってきたりさ。
あと多いのが言ったのにこんなこと言ってない、というケース。
これはまあ理解できて、その場ではああ言ったけど実は違ってて、なんてのはよくある。
人間だしそれはいいんだけど、問題は校正をとることで記事がつまらなくなるのが、私はたまらなくいやなんだな。
たぶん、昔(メールもファクスもない時代)は店取材とか一般人のインタビューは校正とる文化なかったと思うよ。
絶対に先方校正とるのってプロの作家と広告関係だけだったんじゃないのかなあ。新聞は今でもとらないし。
それで回ってたならおおらかでいい時代だよなー。
問題は、「原稿は見せない。そのかわり内容に間違いがないのは保証する」ってこちらが言い切れるか
どうかなんだけど、これ難しいんだよねー。本気で金と時間と人力を投下しないと、そこまでの仕事できない。
なので本人にも確認してもらって、要は責任を分散させるわけだな。
あとで間違いが判明しても、「でもゲラをご覧いただきましたよね」つって。
雑誌から書籍に仕事変えたら、その辺のストレスが9割方軽減されたのでよかったけど
著者との付き合いが濃厚な分トラブルになるととことんまでこじれるので、
全部そっちの都合だな。間違った記事載せられる方はたまったもんじゃない。