先日、声優さんのトークショーで、ゲストにアニメのプロデューサーが登場した。
俺と同じくらいの年齢のおっさんで、容姿も、俺と似たり寄ったりのさえない感じ(失礼)だった。
しかし、そのプロデューサーの話を聞く声優さん達の表情は真剣で、イベント上の流れとは言え、質問もしていた。
それを見て感じた。
一方は件のプロデューサーのように声優さんに仕事を与えたり、仕事上で指導をしたりする立場の人。
もう一方は自分のような、声優さんのイベントを見に行くオタク。
こういった人たちは声優さんに必死に話をし、声優さんはそれを内心気持ち悪いと感じながら、仕事なので表面には出さず、チープトークをするのだろう。
同じおっさんとして、収入は違うかもしれないけど、容姿は大して変わらない。
アニメ業界とは全く関係ないけど、そこそこの給料を得つつ、まじめに仕事をしている。
それでも、両者には厳然とした違いがあり、俺のようなおっさんはお金を払って応援のために声優さんに会いに行っても、気持ち悪がられるだけだ。
なんかそんなことを考えていたら、声優オタクをやっていることがとても虚しく感じた。
まだ声優オタクをやめられていないけど、こういった思いを積み重ねていけば、いつかきっと声優オタクをやめられるかもしれない。
そんな気がした。
その歳でそんな小並感かよ・・・