俺は男だけど、女性のいう生理的嫌悪という言葉を唯一理解できるのは千原ジュニアに対してだけだ。
千原ジュニアという、テレビの司会やゲストでよく見る変な顔の男がいる。事故であの顔になったらしい。人を外見で判断するのは良くないと昔から思っているが、彼の顔を見るだけで心の底から嫌悪を抱いてしまう。
顔も喋りも何もかも嫌だからです。人間ではない何かが人のふりをしているような印象すらある。世の中には様々な造形の顔があり、中には良い印象を受けない顔はある。
一方で彼は国民から支持をされる人気芸人だ。少なくとも顔で嫌われてはいないらしい。
なのに自分にとっては嫌悪の対象以外にみれない。何が人気なのか全く理解できない。あの顔は、視界に映るべきものではないと脳は判断している。あの喋りは耳に入れてはいけないものと思っている。
一体どうして彼だけをそこまで嫌悪するのか自分でもわからない。個人的に一切の接点がなく、彼の芸も本も一切知らない。ただ、顔と喋りがひたすら駄目だ。