2020-08-16

熱帯夜にて思うこと

実家に帰って二年。身体を殺しかけて二年。精神を壊して二年。

一人暮らしを辞めて、二年。

 

あのまま仕事を続けられたとは思えない。あのままあの家に住み続けるなんて思えない。

から実家に帰ったというのに。

 

時々、そう時々。今日みたいに寝れない日には思うのだ。

 

真っ暗な部屋。クーラーの音。近くの国道を走る車の音。

実家の自室より過ごしやすい、心安らかな部屋。

たった一人そこで思うことは、いつも「今日もいい日だった」ただそれだけで。

 

不意に泣きそうになる。

 

今やもう、過去記憶しかないあの部屋で。

夢を馳せる。そんな夜。

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