2020-08-10

それでも人は田舎を捨てる

9・11都市テロの標的になった。

都市部はテロに遭遇するリスクが高まった。

じゃあみんなで安全田舎に引っ越そう。とはならなかった。

テロに遭遇するリスクがあっても人は都市に住み続けている。

3・11の地震では都市震源地から離れていたこともあり、それほど大きな被害には遭わなかった。

でも都市で同じ規模の地震が起きたら多大な被害が出ることがわかった。地震ビルは倒壊し、津波地下街をも飲み込む。液状化現象沿岸部は住めなくなるかもしれない。

都市地方原発依存するリスクも明らかになった。

じゃあみんなで地盤のしっかりした高台に引っ越そう。電力も地方負担を強いるのはやめてみんな分散して暮らそう。とはならなかった。

災害に遭遇するリスクがあっても人は都市に住み続けている。

新型コロナウイルス禍では、都市感染リスクが非常に高いことが明らかになった。

人が密集して暮らせば未知のウイルスを前にひとたまりもないことがわかった。人が多すぎると医療ももたないこともわかった。

なかには人の少ない地方移住しようと叫ぶ人もいた。実際に移住した人もいた。

じゃあ都市に残っている人もなるべく地方移住しよう。これから分散して暮らそう。ひとつ場所人間が密集して暮らすのは良くない。とはならなかった。

未知のウイルス感染するリスクがあっても人は都市に住み続けている。

結局、人間田舎では暮らせないのだ。それにはいろいろな要因があるのだろう。

田舎の人たちの考え方の古さ。排他性。陰湿さ。田舎の不便さ。

都市部はリスクがあるかもしれないけれど、自分だけは大丈夫だろうという正常性バイアス

やっぱり人は人がたくさんいるところで暮らしたいという心理もあるのかもしれない。

この先も都市は様々なリスクさらされ、多くの犠牲が出るだろう。都市で未曽有の大災害が発生する日も遠くはない。

それでも生き残った人たちは逃げることなくそこで暮らし続けるのだろう。この流れは不可逆的である

  • 実家が東京やがワイは引っ越したやで

    • 一般的な話をしているのに、自分または周りの例外を持ち出してきて否定するのがネット文化

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