2020-07-10

インターネットオタクに深い人間関係を求めるな

〜要約〜

ジャンルバラバラでも仲良くできてたはずのフォロワーたちに、私以外のジャンルが一致した瞬間ハブられた。クソ。

あるジャンルで繋がった相互でも、一方あるいは両方がジャンル移動した結果ジャンル違いになるってのはよくある。それで関係が切れることも最近普通なんだろう。

けれど界隈の風潮なのか、私のフォロワーの多くはお互いのジャンルが変わった程度では、絡みはなくなっても切りはしなかった。私も特に嫌な思いもしてないのに相互を切る理由もない。

そうやって10年近くTwitterを続けてきた私のTLは今やジャンルの坩堝である。時々アニメ化とかで流行垣間見えるけども。

でもまあ、見ていて仲良さげにしているフォロワー同士というのは、大抵同じジャンルに属していた。当たり前の話である

よく「ジャンル変わっても切らないでほしい、ジャンル関係なくあなたが好きなんだ、新しいジャンルで狂っているところを見せてくれ」といったツイートがバズっているのを目にする。

ジャンルが変わっても切らないどころか変わらず仲良くしてくれるフォロワーというのは貴重である。もしこれを読んでいるあなたにもそういう存在がいるなら大事にしてほしい。

まあ、私は今や大事にされなくなっているわけだが。

身内垢という言葉を知っているだろうか。特に仲の良いフォロワーで集まって、TLを汚さず配慮もせず空リプ飛ばしまくるためのアカウントである。いろいろあって私もそういうものを作るに至った。

フォロワーフォロワーという繋がりで自然と集まった私の身内フォロワーグループは、珍しいことに繋がった時点で誰一人私のいるジャンルに属していなかった。それどころかジャンルはみんなバラバラだった。しかマイナー

ただお互いのジャンルはみんな軽く履修していたし、知らないジャンルでも手厚い布教があったりしたので、互いの創作問題なく楽しむことができていた。

ジャンルバラバラ私たち身内グループがどんな交流をしていたかというと、シチュエーションパロディといった共通テーマをそれぞれの推しカプに当てはめて語り合うというものが多かった。あと日常ツイ。

うちカプはこうだと思う、Aさんとこのカプはこんな感じじゃないかな、とか。ジャンル違いの私たち解釈対立することもなく、それどころかそれぞれの書き手解釈を染められていた。そんな彼女らの語る自分推しカプが刺さらないはずもなく、私もそれなりに刺してきたと思う。

(互いの推しカプをその人のために描く、ということもお互いやっていた。身内でのことなのでその他に大っぴらに公開することはせず、そのジャンルに参入したとはいえない状態ではある)

長くTwitterをやっているが、彼女らと深夜までワイワイやっていたあの頃が一番楽しい期間だったと自信を持って言える。

私は彼女らの創作が好きだったので、その手腕を私の好きな作品で発揮してくれたなら、それはとても嬉しいことだとは思う。しかし、それでも積極的に自ジャンル布教する気にはならなかった。推し供給彼女から十分に受けていたし、私は各々が自分の「好き」を追いかけているのを見るのが好きだったのだ。

きっかけは身内のひとりがある大手ジャンルにハマったことだ。

彼女布教積極的タイプだった。あっという間に私以外の全員がメインジャンルをその大手ジャンルに定めた。沼落ちというやつである

もうこの時点で疎外感があったし、彼女らの代名詞ともいえるかつての推しカプをほとんど見れなくなったのは残念だった。

でも新しい場所でもみんな素晴らしい創作をするのだろうし、私も沼には落ちなさそうだけど(私の趣味とは全く違ったので)履修くらいはするかーと思っていた。実際した。沼ではなかったけど、あの人がこのキャラに落ちたのめちゃくちゃわかる〜!!という納得を得た。

その上で今までと同じように仲良くできたらな、と思っていたのだが。

今ではこれを書き殴っている次第である

当たり前だが、どうせ語るなら共通ジャンルにハマっている人間と語るのが楽しいに決まっている。軽く履修しただけのジャンルとは、お互いのカプの解像度が桁違いなのだ

なんとなく感じていた疎外感が確信に変わるのにそう時間はかからなかった。

「これ増田ちゃんとこのカプっぽいよね」的なツイートはぱたっとなくなった。

「みんなの○○パロが見たい!」は全て「(大手ジャンル)の○○パロが見たい!」に変わった。表垢で言うならまだいい。私含めた身内しかいないアカウントでそれを言うのである

なんか、すっと、冷めた。

今では彼女らは自ジャンルの民だけで固めた新しい身内を形成している。面白いことに件の大手ジャンルからみんな揃ってまた別のジャンルに移っている。仲良しか。そうだな。

険悪になったわけではない。作品が上がっていればいいねするし向こうもしてくれる。ただ絡まなくなった。かつて同じジャンルにいたけどジャンル移動で接点がなくなった数多くのフォロワーと同じように。違いといえば私抜きの身内できゃいきゃいやっているのを見せつけられているという点か。

なんか、うまくいえないけど、クソだなと思う。雑な結論申し訳ない。

これは余談なのだが、布教を受ける前にかつての身内のひとりが「ノリが無理になった」と私以外の全員を切ってグループを抜けている。

彼女との関係は今もなんの問題もなく続いている。私と彼女ジャンルは被らないままだし、めでたく繋がった同じジャンルオタクと長文考察ツイート応酬を見せるときもあるのだが、だからといって私の扱いを変えることはしなかった。

身内の彼女らが身内で固まることで切り捨てていった共通フォロワーたちとも、私は恙なく近すぎない距離交流できている。

身内から抜け出したことTwitterライフ密度は確実に減少したが、そのぶん世界が広かったことに気づいた気分だ。

身内ってめちゃくちゃ悪い文明なんじゃないだろうか?

  • 🔥🔥🐉💩

  • ジャンル違うのに仲良くしたいとか馴れ合いじゃん。どのジャンルでもその人の描いたものが好きだからジャンル拡張するとかならいいが、増田はそうじゃなかったなら増田のジャンル...

    • たかが増田に小説書くのと同じくらい構成やら推敲やらの労力使いたかねえわな

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