受話器やフロッピーのマークが何を意味しているのか若い世代に通じにくように、コピペという概念も古い物になっている気がする。
これを説明するのは非常に難しいが、若い人はコピペをどう捉えているのだろうか。PCに慣れ親しんだ自分のような世代には、任意の文字列をクリップボードにコピーして別の任意の場所にペーストすること、と捉えている。でもこれは複写・複製の概念だ。どこかに移動させたり複製するために、見えないクリップボードへ毎回一時保存する行程は必要なのか。
クリップボードはとても重要な存在であり、最近のWindowsではクリップボードの履歴も追える。だけど現実には「このエクセル資料を複製する」「この2行をVimで下方に移動させる」「この動画をツイッターでシェアする」ということしか殆ど行わない。コピペというより、複製・移動・シェア・共有の方が現実に近い。
思えばPCが殆ど普及していなかった時代には、紙をコピーすることとはそのまま複写を意味していたと思う(世代じゃないからあまりよくわからないが)