2020-06-03

今更ながら、佐村河内って何が問題だったのか

何年か前に、聴覚障害を持った音楽家が別人に作曲させていたことが問題になったが、彼は問題だったのだろうか。

まず、彼は何ら法を犯していないし、作曲活動上の倫理に悖ることもしていない。代理作曲なんて何も悪いことではないし、作曲家が楽譜を読み書きできなくて問題があるわけではない。

全聾作曲家とか現代ベートーヴェンとか囃し立てたのは、NHKであって、佐村河内特に悪くない。そもそも、曲が良いかどうかは、曲を聴いて各自判断すれば良い話。良い曲だと感じたなら誰が作ってたかなどどうでもいい。

聴覚障害自体が嘘だったと言う人がいるが、少し考えればそれはありえないと分かる。障害者手帳交付してもらうには医師の診断が必要なので、それを言っている人は医者診断書捏造したと言っていることになる。そんなことをするメリットは無い。

それにしても一番卑怯なのはゴーストライターの方じゃないだろうか?何がきっかけかは知らんが(分け前が不満だったのか、週刊誌にバレそうになったのか)、ノコノコ出てきて「告発」という形で、自分だけ正義面。客観的にみると彼こそが、聴覚障害者を広告塔に利用して作曲していたと考えられる。それが良いタイミング相方を裏切って、自分は正直者だという論理は浅ましい。そういう論理結果的通用したことも空恐ろしい。

ところで

たとえばノーベル文学賞を受賞した作家作品ゴーストライターによるものだったとしたら、作品の内容が素晴らしいので作者は誰でも良いとはならないでしょう。

と言っている人がいた。いや普通に何も問題ないでしょ。

  • 結局、ソフトスキルというか、論理的には予想とか解決できない部分で失敗することってのはどの仕事でもあるってことじゃないの。どう受け止められるかって結局感情だし、悪いとか...

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