2020-05-26

絶対に届かないとわかっていていじめ本質を説く

誹謗中傷が注目を集めている。

これで何度目か。

それなのにいじめは無くならない。

まりそこには問題解決本質がないからだ。

在日韓国人として生まれ物心ついたときから差別さらされてきた。

人とのコミュニケーションから切り離された宝石箱みたいなアニメゲームにすがり、偏見さらされてきた。

就職氷河期世代にあたり、職業選択の自由なんてなかったのに、今は職業差別さらされている。

からどうした。

自分は今、前向きに生きている。

それは、いじめ本質を見抜くことができたからだ。

君たちはこういう。

それがどうした。他に辛い人は沢山いると。そんなもの差別でもなんでもないと。

他人から差別偏見さらされてきた人は、ここで「まただ」と考える。

同じ境遇に立ってみないと絶対理解されない立場

自分の命なんていともかんたんに握りつぶされてしまうのだと恐怖に怯える毎日を、経験したことのない人間共感してもらうことなんて無理なんだ。

いじめ本質とは、誹謗中傷を行う人間がどうして生み出されるかというところに集約される。

いや、誹謗中傷を行う人間いじめられる人間との関係がどのように成り立つかと言い換えたほうがいいだろう。

ここからの話は、他でもないあなたにしている。

そう、いまこれを読んでいるあなただ。

あなたは今までに、一度でも自分いじめの原因になったことがあると考えたことはあるだろうか。

それはいつ?どのような場面で?

直近のことでいい。思い返してみてほしい。

この問いかけをした理由は、それは、いじめ本質的な原因はあなたにあるということを理解してほしいからだ。

なぜなら、いじめ本質は、いじめに参加している自覚がないことにこそ問題ある。

いじめられている人間が屈するのは、誰かから投げられた誹謗中傷ではない。

その誹謗中傷が、集団の総意として投げつけられることに絶望するのだ。

いじめられている人間に、「そんな意見無視しろ」とか「心無い人間勝手に言っているだけだ」と慰めたことはあるか?

それはまったくもってお門違いだ。

そんなことはいじめられている人間だって理解している。

しかしそうではない。いじめらているときに本当に恐怖する瞬間は、そのくだらないはずの意見の向こう側に圧倒的多数同意を感じた瞬間だ。

くだらない意見なら、全員が否定するはずだ。それが否定されず、ましてやいいねRTはてなで言えば多くのスターを伴ったとき、その小さかったはずの針にとんかちで叩いたような衝撃が加わるのだ。

いいねRTスターをつけた人間の誰一人として、それがいじめに加担しているなどということは考えることはない。

その人にしてみれば、背中に軽く息を吹きかける程度のことでしかいからだ。

それがいくつも束になることで、いじめられている人間に届く頃には、崖から簡単に突き落とされるくらいの衝撃に変わっている。

一人一人の顔が見えない”周りのみんな”から大きな一撃が下されたようにしか感じることのできない衝撃が投げかけられるのだ。

いじめられる側にとって、それがどれだけ絶望理解できるだろうか。

誰かが誹謗中傷を行ったとき、他の全員は背中を向けている。

しかし誰もその誹謗中傷を止めようとはしない。

誹謗中傷を向けられている人間からすれば、背中を向けている全員が誹謗中傷を行う人間と同じことを考えていると感じることだろう。

真実が異なっていようとも、追い込まれ人間にはそうとしか思えない。

そうでなければ絶望なんてするわけがいからだ。

それでもまだ、追い込まれ人間精神状態問題があると切り捨てようとする人がいる。

自分は悪くないと開き直る人がいる。

そう主張する人間の影に隠れて、背中を向けたまま自分は悪くないと肯定しようとする人がいる。

そうしてまた物言わぬ総意として、追い込まれ人間に針を打ち込むのだ。

もしかしてまだわからないなんてことはないだろう?

いじめ本質は、今これを読んでいるあなたが、いじめに加担している事実と、それを全く自覚できてなかったことにあるんだよ。

自らが誹謗中傷をしていなくったって、軽い気持ちで後押しをしてしまたことの積み重ねが人の命を簡単に握りつぶしてしまうんだよ。

誹謗中傷をやめよう!と声を上げることが、新たないじめを生んでいることになぜまだ理解できない。

力の均衡が崩れれば、いじめられていた側がいじめる側になることなんていくらでもある。

それを正義だなんだと肯定している限り、そこにいじめ本質的になくなることはない。

なぁ、だからさぁ、もういじめをなくそうなんて二度と口にしないでくれ。

口ではそういいながら新しいいじめを生み出そうとしているお前らを見ていると本当に反吐が出るんだ。

お前らはいじめから絶対に抜け出せない。せめてそのことを自覚して生きてくれ。

他人責任なすりつけあって自分はいじめをしていませんなんて面をするのはやめてくれ。

いじめに加担したものとして、罪を背負って生きてもらうこと以外、いじめ被害者が浮かばれる方法はない。

これが違うというならいじめをなくしてくれ。なぁ、頼むよ。明日から安心して生きられる世界に変えてくれよ。

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