文章が悪いに一票を投じたい。
山本夏彦が「私の岩波物語」で下記の様に指摘している。
私なりに要約した。拙い所は許してほしい。
岩波用語(岩波から出た外国文の訳語訳文)は徹底的に或いは奴隷的に原文を尊重したもので、リズムと骨格を失った文章であり、日本語とは似ても似つかない。様々な文章に岩波用語の拙い模倣が見られ、そのために文章は晦渋難解を極める。岩波の申し子である大学教授達の影響で、優等生ほど分からない事を言う。小中学校の教師達が岩波用語もどきを用い、それが家庭にまで入ってきているのは一大事。
岩波用語(岩波から出た外国文の訳語訳文)は徹底的に或いは奴隷的に原文を尊重したもので、リズムと骨格を失った文章であり、日本語とは似ても似つかない。
様々な文章に岩波用語の拙い模倣が見られ、そのために文章は晦渋難解を極める。
岩波の申し子である大学教授達の影響で、優等生ほど分からない事を言う。
小中学校の教師達が岩波用語もどきを用い、それが家庭にまで入ってきているのは一大事。
もちろん、岩波書店のみに日本語文が混乱している原因があるわけではない。
しかし、大正昭和平成を生きた山本夏彦の上記の指摘は一考する価値があると思う。
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