着いてごろごろしてると、1匹の羽虫が飛んできてつぶした。その時には、田舎だしよくあることだと思ってた。
「虫がいっぱいいる~、早く来て~」
お袋が冷蔵庫の影を指さすと数十匹の羽のついた虫が柱を登ってる。
親父を呼ぶが、親父の方にもいっぱいいるらしい。
ひととおり虫を掃除機で吸うがきりがない。
離れに避難して昼飯を食べながら、どうするか考える。
虫は黒かったし、親はシロアリだと認めたくなさそうだったが、スマホで羽蟻の写真を見せると、諦めたようだった。
とりあえず、バルサン炊くことにした。
その間お袋が2回ぐらい虫を吸ったらしく、帰ってくると虫はあまりいない。
床下の通気口に目張りをして、親父と畳を起こし、床板を剥がす。
築50年の田舎の家で、壁にもひびが入ってたりするけど、非常につらい。