2020-04-29

ありえたSAC2045

リリース一ヶ月前にファン掲示板で願っていたこと:

今回のシリーズは11年後だから、多分サイボーグの死とはとか、不死性について触れられるのではないか。歳を取らない少佐と歳を取る生身の人間たちの対比は面白いだろう。おそらく荒巻引退していて、トグサが指揮を撮るのではないか

実際のSAC:

11年経ってCGで作り直した結果、メンバーはむしろシワが無くなったりして若々しくなった。メンバー関係性はなにも変わらなかった。特に深いテーマメッセージ性が伺われることはなく、何かよくわからない超人敵役として出てきた。



メッセージ性の無さとか、やたらとハリウッド映画っぽくなった無意味アクションとか、軽薄になったキャラクターとか、不自然予算がかかってないCGとかは、まあ目をつぶれなくもないけど、江崎プリンはまじやめてほしかった。

サポートまで含めてなにも変わっていない九課メンバーに変化を加えるために、続編で全然違うキャラを入れるっていうのはよくある手だ。だから、外見が変でも、性格が浮いていても、以前のキャラの影が薄くなっていてもいいだろう。でも、演出として、最低限、リアリティレベルは揃えるべきだ。あまりに動きがアニメテンプレート通りで現実離れしていて、CGの低いクオリティと相まって、見ていてつらかった。

プリン」という名前の不自然さは作中でも指摘されていたし、バトーへの不自然愛着とか、タチコマの手なづけ方とか、超優秀な情報取得能力とかを考えると、実はAIだったりするんだろうか。それなら不自然リアクション説明がつく。でも、「捜査現場から」って言ってみたり、笑顔から自然さを感じ取ったり、人間臭さもあるんだよな。まったくわからんありがちなのは親との関係が悪くてトラウマ抱えててバトー父親投影しているとかだけど、もうちょっとひねって欲しいなあ。


あーあ。サイボーグとか電脳の老化とか死について考えるSACとか見たかったなぁ。老人が銀行強盗するとかじゃなくてさあ。まあ、続編も見るんだけどね。できるだけ江崎プリンを視界から外すようにしながら。

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