2020-04-25

野球の右打席(右打)、左打席(左打)について

多分たくさんの人が議論してきたんだと思うんだけど、右打なのにバッター視線方向基準だと左のボックスに入っている。

定義ではピッチャーから見て右側にいたら右打、左側なら左打ということになるんだろうけど、これは詭弁範疇とも言える。

例えば対面してご飯食べていたとして(今は新型コロナ流行っているか絶対にしちゃダメ)、相手から見て左側で箸を持っているか貴方は左で箸を持っていますお箸を持つのが左側でお茶碗が右です、と言われている様なもんだ。

投手主観で右と左とを定めるのはちょっとおかしいのではという話。

もちろん俺ももおっさんからこういう割り切れない色々ってのは社会にあるってのは知ってる。

上司の顔を立てなきゃならん時とかもあるし、家庭の家事の分担の細かいところの色々だってそうだ。

おそらく、投手に対してバッターが正対せず、ある種横向きの様な形でバッティングをする関係おかしなことになっているのだろう。

もちろん、右利きの人が多く入りがちなバッターボックスを右打席とする処理は非常に合理的だ。

だがよく考えればそこは左側とも言いうるのだ。

いったい私たちは何を持って右打、左打を認識しているのか。実際にはかなりあやふやだ。

いっそのこと、もっと身体性に即したより科学的な定義をするべきかもしれない。

たとえばメートルは、その原初においては地球地理、広域測量の先進国フランスにおいて議論され、

地球赤道北極点の間の海抜ゼロにおける子午線弧長を 1/10000000 倍した長さ

として定義された。地球をまるっと定義で使ってしまう格好の良さがここにはあるだろう。

ところが地球がまんまるじゃなく結構楕円だってことがわかってきた。

以前の定義から作られたメートル原器をもとによりブレの少ない定義が出現した。現在では昭和58年に定められた

真空中で光が1/299792458秒に進む距離

とされている。もしかしたらさらにより良い定義がある場合は、これすらも変わっていくだろう。


野球打席についてもこれと同じことをするべきなのかもしれない。

野球の打ち方に関する遺伝子を全て明らかにし、この遺伝子を持つ人間は、コーチに左打ちになれ! と言われない限りいわゆる右打席に入る。みたいな測定を、3歳児健診のときにしてしまえばいい。これで、右打か左打かを投手主観でなく、自分身体から述べることができるだろう。遺伝子で決まっているかこちらの打席に入る、というわけだ。

もちろんこれは、両打の可能性を否定しない。どちらの打席も平準以上に得意だろう、という結果も出るだろうし、あるいは野球に向いてないかも、でもどっちかといえばいわゆる右打の方が打てるかな? みたいな人もいるだろう。

俺はここまでやってくれれば、俺が持つ野球で年に2回くらいくる強烈なモヤモヤ感を払拭できると思う。いかがだろうか。

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