極度に巨視的で、個々人の幸不幸や感情とかは
みたいな割り切りなのではないか
平然と既存人類のバイオロイド化が理想の解決策のように言われることに
すげえ斬新と驚きはしたが
たとえば同時期の漫画版ナウシカでも主人公が最後に旧人類の大虐殺をやってる
という視点自体は、SF的想像力としては士郎正宗意外にも時々見られる
で、押井守はもともと個としての人間にはあんま興味がないらしいが
(組織とかわけのわからん命運とかシステム化された行動を描きたがる)
神山健治が攻殻機動隊を『太陽にほえろ』にしたのはひとつの発明
このおかげで攻殻機動隊というIPが大衆性を得たのは神山の手柄
士郎正宗自身はちょっと不満かも知れないけど印税はいっぱい入ったし
進歩に楽観的なんじゃなくて 進歩はない、変化があるだけだっていう社会観なんだよ