2020-02-27

夢で10年ぶりに祖父に会った。

祖父と私は、地元にあるがゆかりはないマンション非常階段前にいて、祖父煙草を吸っていた。祖父10年前に胃がんを悪くして亡くなったのだった。10年ぶりに煙草を吸う祖父は、マイセンメビウスになったことに驚いていた。

私は普段煙草を吸わないが、久しぶりに祖父に会えたのが嬉しくて、一本もらうことにした。しかしすぐに、おもむろに咳き込んでしまった。咳は全然まらず、呼吸が苦しくなり、そこで目が覚めた。

目覚めてしばらくして、ようやく咳は収まった。

祖父が吸っていた煙草ハイライトだったことを思い出した。非喫煙者の私には大して執着もない煙草銘柄が、わざわざ夢で差し変わったのはどういう理屈なのか。

ここのところ体調不良が続いている。

私の仕事はそこらのよくあるSIerなのだが、残念ながら、体調不良でおいそれと休めるホワイトな社風ではない。他者を虐げる力だけで出世した上司は、部下の自己管理の怠慢を責めこそするが、体調不良を労るようなことはない。

とはいえ、うかつに休んで、万が一例の感染症であることが発覚、そのまま拠点初の感染者になんて、それこそ死んでもなりたくない。自分きっかけで拠点閉鎖、想像もしたくない。死ぬか、せめて他の感染者が出るまでは、耐えなければ。

経営トップ、そして経団連、ひいては国や政治家は、やはり労働者使い捨てで、ギリギリまでまともな対策はせず、現場裁量にまかせ、結果として自己責任空気をあえて作っているのではないか。最悪のチキンレース、どんなに感染が広がっても出勤を続けさせ、感染すれば拠点閉鎖の責任が、個人に重くのしかかる。




くだらないことを考えていると、また咳が止まらなくなってきたのだった。今度は咳き込んでも何かから目が覚めることはなかった。早く眠ってしまいたいが、眠気も遠ざかってきた。明日仕事だ。

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