2020-02-08

こりゃ災難だったな

アズレン運営会社であるYostarが、今後アズレンコンテンツアニメ化については、自前で新しくアニメ制作会社設立し、そこに作らせるらしい。

それもこれも、超ブラックでカツカツな日本アニメ制作体制犠牲になったかであることは想像に難くない。

そもそも売れているゲームアニメ化となれば、そりゃもう運営にとっては鳴り物入りと言っていい話で、それこそ

「カネならあるんや」

という感じで投資を惜しまないのが普通である

しかしその結果出てきたアズレンアニメがどうなったかは、既に多くの読者がご存知のことだろう。


一応、ストーリーやコンテ・演出といった作品の核になる部分はまともだったため、艦これみたく地獄のようにつまらなくて(あるいは見ていて腹が立ってきて)視聴続行不可能になることはなかったというか、むしろ興味深く鑑賞できた。

反面、大きく不評を買ったのが絵の完成度。

要は作画崩壊しまくっていたというか、去年の本放送の時点では、今どき低予算の泡沫深夜アニメでもここまで酷いのは珍しいんじゃないかと思わされるレベルだった。

しろ伝説ヤシガニキャベツを起こしていないから、なんとか致命傷で済んだくらいの不出来だったので。

なお現在放送中の再放送分については手直しが入っているので、当時の惨状確認したいとなると、ニコ動課金するかyoutubeに置かれている英語吹き替え版を見るしかない。

しかし手直ししたとはいえ、それでも円盤の売上が上がるレベルにはなってない(どうにか違和感なく見れる程度の直しで、間違っても神作画に化けたわけじゃないってこと)。

英語吹き替え版まで同時配信するくらい、運営も力を入れていたのに、なんとも残念である


このうち特に残念なのは問題が起きないようカネで解決できなかった」ことだろう。

言い換えるなら、絵を描くスタッフの中でも特に優れた人に声をかけ、自分たち作品作業に集中できるよう時間を確保するのは、もはやカネだけでは実現できない現実があったと。

それでも諦められないとなると、自前でスタジオを作るという選択肢は十分ありうる。

でも、そうは言っても凄い決断だと思うわ。

そして、そんな決断をさせられる原因になった日本アニメ業界、正直本格的にダメじゃね?

こっちも「終わる終わる詐欺」みたいなことは言いたくないが、こういう心ある企画をここまでスポイルする事態がこれからも繰り返されるとなると、そのうち日本スタジオには誰も発注しなくなるでしょ、冷静に考えて。

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