2019-12-13

私の父はなんでもかんでも先に先にやってしまう人だ。旅行に行く時は1ヶ月前から服を準備してスーツケースに入れているし、予約もこっちの予定が全く決まっていない半年くらい前から勝手に立てて「○○月にどこどこ行くから」と後で報告をしてくるし、風呂は必ずご飯の前に入るし、調べ物もすぐにやる。

そんな父の娘の私はというと、全くもって父の真逆性格だ。いつも何もかもぎりぎり、先延ばし先延ばしを重ねてようやくなんとか形にする。いつもこの悪癖に後悔するけれど、上手く直せなくて20年経ってしまった。

父は自分が先に先にと動くから、私が先延ばししているのを見ると死ぬほど怒る。毎日毎日風呂はいいつ入るんだだの次の旅行の準備はしたのかだのどこどこの予約はしたのかだのものすごく聞いてきて、まだと言うと罵声をあびせて立ち去っていく。

父の方が絶対的に正しいのはわかっている。それでも何故かできない。

卒業論文提出日の三日前なのだけど、私はいまだに最終章を書きに大学に行っている。「明日はどこに行くんだ」と聞かれたので大学に行く予定ですと答えるとまだ終わってないの呆れた馬鹿すぎると罵倒されてドアを思い切り閉められた。わかるよ。父の方が絶対的に正しい。それだけは間違いないのだ。

でも20を過ぎた娘の部屋にノックもせずに入るのと、人の予定に干渉しすぎるのと、酔っ払ったとき罵声しか言わなくなるのはやめてほしいと、娘も言いたい。でもそう言うと機嫌が悪くなって家が気まずい空気になるから言えない。

そんな父が嫌いだけど、好きって気持ちもあって、自分がなんだかわからない。

明日大学に行く。

  • 過干渉の父親に見えるので卒業して就職したら、すぐに家を出たほうがいいです。 うちもそうだったけど何でも先回りをして、なにかやってるとこっちのやり方のほうがいいと勝手に割...

  • 今日も女は毒親叩き

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