2019-10-01

推しCPがないオタクの話

これは『卑怯なコウモリ』や『虚飾で彩られたカラス』といった童話動物勝手共感している腐ったオタク戯言だ。

推しCPという概念が、私の生息している世界にはある。

A×Bが好き、C×Dが好き、Aが右ならなんでもいい。

といった具合に、皆各々に自分推しCPを定めている。

そして推しCPについて熱く語ったり、イラスト小説検索したり、原作の2人のシーンを何度も見返したり、同じCPが好きな者同士で和気藹々とする。

それが正直な話、とても羨ましい。

私は二次創作をするタイプ人間だ。

それなのに、推しCPがないと思っている。

いや、好きなCPを挙げることは出来る。それこそいくらでも。

でも、推しCPがある人たちみたいに固定ではない。CPどころか妄想するキャラさえ固定じゃない。

私は、A×Bも、A×Cも、B×Cも、D×Aも、E×Fも。

全部読むし、全部書くし、無作為に呟く。

A×Bについて語ったすぐ後に、C×AやB×AやD×Eの話もしてしまう。

ついでにジャンルも跨ぐ。今は4つくらいジャンルを行き来している。全部アカウントを分けずに生きている。分けていたら管理できなくなるのが目に見えている。

作品投稿している一覧も、本当に一人の人間アカウントか?と疑いたくなるレベルで雑多な作品ジャンル年齢制限も気にせず置かれている。

これは誰に咎められることでもないと思っているし、悪いことじゃないと思う。改善しようとして改善出来ることでもない。私自身に地雷があるわけでもなく、そこまで困っている訳でもない。むしろ快適に生きている方だろう。

でも無性に寂しくなる時がある。

私はあっちのジャンル、こっちのジャンルと顔を出すコウモリで。

あのCP、このCPと増やしていく空っぽカラスなのだ

「ABと言えば○○さん」だとか。

CDの仲間と一緒です」だとか。

EF好きな人と繋がりたい」だとか。

私はどう足掻いてもそういった人にはなれないし、そういった人達と仲良くできない。往来のコミュ障もある。

だってABが好きで、CD作品も書いていて、EFのことも呟く。

けれど、私は歩く地雷原とも呼べるほど雑多な思考回路を持つ人間で、今日友達明日の敵に回してしまう。

どうしようもなくコウモリカラスな私は、同じような人を探しながら、推しCPが欲しいなぁとさ迷い続ける。

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