最近話す機会が増えた会社の後輩女、すぐにマウンティングしてくるから嫌なやつだなーと思ってた。
でも、向こうは大学出たばかりの新卒で、こっちは30代。やり返すのも大人げないと思ったからなるべく関わらないようにしていた。
そのくせ「(私)さんのこと尊敬してます」って言って向こうから絡んでくるので、本当に困ってた。私は会社ではそこそこ仕事できる立場だけど、独身だしオタク顔のさえない女なので、見下し対象にされたのかな?と思っていた。
とはいえそんな日々が続く中で、私はそれなりにストレスを感じており、なおかつ比較的好戦的な人間である。少し時間が空いたときにはあの腐れ女をどうスマートに倒すかの手段を考えるようになっていた。
そして今日もまた週明けから再び絡んでくるであろうあの女をどうやって黙らせるか考えていたのだが、ふと一つの可能性に思い至った。
もしかしてあいつ、この私に構ってほしくてあんなことをしているのか?と。
思い返せば、マウンティングだけじゃなくて「自分は変なんです」アピールがすごかった。部長に問題児として目をつけられている、声優の友達がいてチケットがもらえる、地下の女アイドルの推しに貢いでいる、同じ映画を20回見た、などなどなど。
(上記は本人がこんなに変なんです感を出して話すのでそう書いたが、私は別にそれらは変じゃないし好きにすればいいと思っているのでスルーしていた)
とにかく、構ってほしい!聞いてほしい!自分に注目してほしい!っていうオーラがすごい。
それらの行動を、私はマウンティングに通ずるアピールなんだなと思っていた。
でも、これらを冒頭の「(私)さんのこと尊敬してます」発言が真意であるとして考えると、全然意味が違ってくるような気がしてくる。
彼女はとにかく私に自分のことを知ってほしいし、聞いてほしいのだ。興味を持ってもらいたいのだ。
私と同じ世代のオタク夢女子は一度は好きな男に「ふーん、面白え女……」と言われたことがあると思うんだけど、おそらく、あれだ。
彼女は私に「面白い女だ」と思われたいのではないか、と、思うのだ。
ふむ、そう考えると彼女の気持ちもわかる。それは中学生や高校生だった私が授業中にルーズリーフに書いていた夢小説の内容と同じなのだから。
でもそれはそれとして明日から彼女の変人アピールがかわいく見えるようになるわけではないので、一応黙らせる方法は考えてから寝ようと思う。
そんな後輩なら可愛げあっていい 自分の知ってる後輩女はあからさまに自分を無用の長物という扱いをした 飲み会では男性、とくに役職付きの男性との会話を優先し、自分とは話もしな...