2018-11-06

人がいないという話

偽装派遣現場で、人がいない人がいないと嘆いている。

偽装派遣会社はどこから人を調達してくるのか疑問に思ったことはないだろうか。彼らは会社同士でつながっていて、メーリングリスト的なもの連携している。

私はこれを「奴隷ネットワーク」と心の中で呼んでいるが、そこで元請け会社が「こんなスキルの人が欲しい」と募集して、二次請け以下の会社がそれに応募するのである

ここで問題なのは偽装派遣自体違法性はもちろんだが、彼らが「奴隷ネットワーク」以外では一切、条件にあった人を探そうとしないことである

彼らの目的は人を回して差益で稼ぐことなので、お客様のほしい人を「調達」する際に一般求人サイトを使ったり求人エージェントに依頼したり、フリーランスを雇ったりはせず、n次請けから調達」して差益を稼ごうとする。

しかし昨今のお客様は目が肥えており、単純作業しかできない人は求めておらず、要求は高くなってきている。

からRubyバリバリ使えてインフラにも詳しくお客様とのコミュニケーションも上手い」みたいな人(例です)を「奴隷ネットワークから調達しようとして、人いないわ〜マジ人手不足だわ〜〜と嘆いている。

いるわけねーだろ!

そんな人がどうして「奴隷ネットワーク」にいて、お前らに中抜きされて偽装派遣で働いてくれると思えるんだよ!

お前らと同じように求職者だってネット情報収集してるんだよ!偽装派遣ブラックだって、みんな知ってるの!

しかしそこを否定すると彼らのビジネスモデルの根幹が崩れるため、気づかぬふりして人を探し続けるのである

SIerとかSES企業とかの横文字はやめて「偽装派遣会社」で呼び名統一したほうがわかりやすいと思う。

しか上記のような状況があるので、そのうち彼らは立ち行かなくなるんじゃないかな。

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