正確には、このツールをTwitterで一切見ずに済むようにした。
リストでアカウントを閲覧する時には見えてしまうこともあるが、それは仕方ない。
ここで言う「マシュマロ」とは、Twitterと連動した匿名メッセージツールのことだだ。
悪意ある言葉はAIによってフィルターをかけられ、時には本人にまで届かない。
もしも同じ人から悪口が届き続けても、ブロックをかければ届かなくなる。
一方でブロックされた人には通知が行かないので、届かない悪口を永遠に送り続ける。
私はある人にメッセージを送った。
その人が「マシュマロがほしい、構ってほしい」とリンクを貼っていたからだ。
不安になった。
変な言い回しだったか?おかしなことを言っていたか?ミスで送れなかった?届いたが無視されている?
マシュマロは、AI+相手方にメッセージを選別されるツールだ。
送った側には、「言いたかったことが伝わったか」どころか、本当に届いたのかさえわからない。
返信が無ければ、それが全てだ。
マシュマロを送った人はそれからまたしばらくして、「モチベーション下がった、マシュマロください」と言い始めた。
今度こそ送ろうとして、手が止まった。
「この人に、あの時選別されたんじゃないか」
そう思ったら急に怖くなってむなしくなって、たまらずメッセージページを閉じた。
誹謗中傷を送るのが良くないのは当然だ。
マシュマロがTwitterのあちこちで見受けられるのは、つまりそれだけ匿名のメッセージに傷つけられた人・傷つけられるのが怖い人がたくさんいるということなんだと思う。
だから、選別されても仕方ない。
そうはわかっていても送る側も、届かないかもしれない・選別されてなかったことにされるかもしれないメッセージを、労力かけて書いて勇気を出して送るのはとても疲れるし、とてもつらい。
偶然の行き違いだと、流せない程度にはショックだった。
というか、相手が「自分の好みのメッセージだけをピックアップするような人」に映るようになってしまった、というのが一番のショックだったかもしれない。
当分はマシュマロの募集や回答を見るだけでももやもやしそうなので、時間が解決するまでミュートしておくことにする。
マシュマロは悪くない。
置いた人も悪くない。
ただ、自分にはどうしても合わなかった。