2018-09-07

ポンキッキをみるか、アニメをみるか。

幼稚園に通うようになると朝のツラさがはじまる。

社会に合わさなければならない苦しさを紛らわすように、ルーティーンワークとしてのテレビ鑑賞もはじまる。

そこでポンキッキをみるかアニメをみるか。

ポンキッキは難解だ。

アニメには物語構造(経時的な話の流れ)がある。

それは意識を持ったこから慣れ親しんでいる。

しかポンキッキ物語はない。

全体を貫通する筋がない。

物語世界中に太古よりあり似たような構造を持つ。

他国2000年前につくられた神話さえ楽しむことができる。

しか他文化の「笑い」を理解するのはたとえ言語の壁がなくとも難しい。

ポンキッキ物語構造に慣れた幼稚園児がはじめてふれる異文化である

ポンキッキバラエティ番組子供向けにしたものだ。

バラエティ番組こそ「笑い」であり、現代日本について(さら芸能界について)さまざまな暗黙の理解が前提とされている。

出演者誰も知らない場合ボケツッコミ関係も知らない場合バラエティ番組を楽しむのは難しい。(ポンキッキでは芸能人を知らない子供向けに出演者は二体の着ぐるみであり、着ぐるみにの色は赤と緑の補色関係だ)

しかバラエティ番組こそがテレビの本懐であろう。

テレビ本来目的スポンサー広告でありCM時間がメインである

CM時間は15秒毎に話題が切り替わっていく。

CM同士は完全に脈絡がない。

全体として前後関係のないバラエティ番組のつくりは、そういったCM時間に近い。(出演者を知らなければ訴求効果が薄いこともそうだ)

ポンキッキを楽しむことは難しい。

大人毎朝新聞を読むように子供ポンキッキを眺める。

ポンキッキをなんとなく眺めているうちに現代日本の「作法」が身につくのだろう。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん