2018-08-19

途上国へ行ってリセットしたいアラフォー

最初結論田舎生活経験していないひとは少し厳しいです。自分の適正によっては思いなおしてください。

自分スペック東京まれ東京育ち。独身男子アラフォー。父母は上京組だが、親戚づきあいをしないタイプ。躾は最低限でのびのび、いいかえれば無作法に育つ。理系技術職。海外仕事がやりたくて入った会社が縮小傾向で海外赴任が狭き門になり、一念発起して途上国開発企業転職した。専門分野のスキル英語問題無い。

たぶん自分のようなタイプが思い浮かべる途上国仕事イメージは「誰も自分を知らないところで、自分の専門スキルを活かして、途上国のひとたちに役立てる。360Win-Winであるはずだと。

そんな自分最初にぶつかったストレス要因は「途上国日本人村」の存在

数年前、念願の途上国赴任を果たしました。途上国開発仕事ではその国の首都生活することがほとんどです。そして大抵の途上国首都にはそれなりの数の日本人がいます大使館NGO/NPOJICA工事関係...)。そこでは大使を頂点としたヒエラルキーができます

そこで暗躍するのが「田舎者とおばさん」です。すなわち"狭いコミュニティで生き残る術"と"ヨソ者を排除する能力"に長けた人達です。そう、自由を求めて海外に飛び立ったはずが、こと生活面においては最近そこかしこで見る「地方移住ルール」が適用されます

わたしはこれまで都会生活にどっぷりで、それほどコミュニティへの参加を意識したことは無かったです。途上国まで来て学びましたが、こういった場所では大抵のことは見えないヒエラルキーで形づくられるコミュニティで決まります。内心いやいやながら最低限の集まりに参加すると、そこで繰り返されるのは、そこにいない(=わざと呼んでない)人の噂話や遠回しの悪口です。日本からウン十時間も移動にかかる新天地理想を持ってやってきて、何でわざわざ休日に集まってこんな狭いコミュニティで、誰の側につくか?のような話に参加しなければならないのかとウンザリします。

あと、都会育ち女子にとっては「田舎コミュニティ」に加えて、「女性コミュニティ」のプレッシャーも加わります。その話を聞いているだけでも本当に男に生まれてよかったと思います女性の敵は女性らしいですね。なので「途上国仕事に高い理想を持った都会育ち女子」には2倍のクッソなことが待っていると思います。「旦那さまについてきた都会育ちの奥様」は仕事で発散もできないので、さらにマシマシでクッソなことが待ってます精神的にやられてしまうかたもそれなりに居ます。また国内と違って身近に逃げる場所もありません。そういった意味ではインターネット万歳です。ネットにかなり救われます

なお途上国仕事自体面白いので、コミュニティ無視して仕事に打ち込むというのもありますが、それなりの精神力(もしくは鈍感力)が必要かと。

おしまい

  • 日本の(いや中国アメリカどこでもかな)田舎は途上国っていうのよくわかるよね

  • 奥さま同士にも序列ができるしね。 中南米などスペイン語圏も割とひどい。というか、そもそも人間的にろくなのがいない。

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