最近転職した。自分が転職する前にかなり優秀な人が中途で上司に入ってきた。
今回の転職は転職先では役職が上がるので一応昇進、栄転ではあるが、そもそも会社の規模も業界の知名度も転職先の方がかなり小さい。上司は転職を一応は歓迎してくれたけど、転職を伝える数カ月前に、雑談の中で中途の転職市場の話をしていた時に「お前は戦力だ」的なことを言われたので、人手に本当に困っていて、自分はそこそこ使える戦力だったのだろう、実際に。
が、なぜか結局、自分は転職を選んだ。しばらくしてわかったことは、自分は自信がなさすぎて強い人が自分を必要としているとは思えないということだ。
新上司は確かに優秀だ。そんな優秀な人が自分を真に必要としてくれるとは思えない。たまたま今が人手不足だからそうやって引き留めようとしているだけだろう、景気が悪くなったら自分は用済み、新上司がこれから引き連れてくるであろう自分より優秀な若手が育てば、そいつらに自分は取って代わられる。5年すれば自分は用済み、今の仕事から外されてすげ替えられる。
その前に、この際、会社の規模は小さくてもいいから、マネージ側に回ろう、年齢的にそろそろ経験しておかないと、年齢いってるのにマネージ側未経験者として扱われて不利になる。そうとしか思えなくなった。
上司は常に笑顔を絶やさない人格者だ。ただ、やはり、決断もシビアだ。数年間一緒に仕事すればすごい山を当てられるかもしれないが、山を当ててももっと若手に業績持ってかれるかもしれない。そもそも大手が自分など選ぶ理由などない、と思えてきた。