仕事がうまく行った旦那が上機嫌で行きつけの居酒屋に飲みに行こうという。
飲み屋の大将が聞き上手な方で、旦那の仕事の話にいちいち感心してくれるので、旦那もどんどん饒舌になっていく。
私はもともとそんなに喋りたい方じゃないから、いつも聞き役に回っているし、それはそんなに苦じゃない。
ただ、その聞き上手の大将の店にいくと、横で旦那がどんどん増長していくのが分かる。それがしんどい。
謙遜風のほんのり自慢話。
無邪気な上から目線。
こうなると私は、一切喋らなくなってしまう。
食事が終わって会計後、大将が差し入れのお礼にと、お土産に日本酒をくれたんだけど、それでますます気を良くした旦那が、周囲の常連客に「みんなで飲んで帰ろうか」と振る舞い酒を提案。
私としては、大将が私達にくれたものだし、お店の売上も下がるから、そういうの辞めといた方がいいんじゃないかなーと思ってたら、大将が「家で飲んでください」と断っていた。
そういう、浮かれて周囲が見えなくなってる姿をみて、これはやばいなーと思っていた。
案の定、帰ってからもテンション爆上がりで、終始ご機嫌。声がでかい。
ちょうど読みかけの本があったから、これはありがたいと、私は読書に集中。
すぐ横で携帯見ながら、ご機嫌に笑ったり驚いたり。
本読んでる私に「ねえ!これみて!」とか。いや私今、あなたに勧められて本読んでるから。
でもここで何か、水を指すようなことを言うと、おそらく旦那は拗ねると思うので、「ふーん、面白いね」と相づち。私は今、本を読みたい。
「ねえ!知ってる!?」「…そうなんだ」
「◯×△!?」「……。」
「△△◯!?」「……。」
「◯◯△!?」「……。」
本に集中したかったのと、いい加減うるさいな、という気持ちを断つため、深いため息を一つつくと
「ごめんね!本読んでるのに!うるさくて!悪かったね!」→旦那ブチギレからのふて寝。
今朝起きてもまだ機嫌悪かったです。あーあ、途中まで結構楽しかったのになー。
私がどこかでストップかけないといけなかったのかなー。今日はそろそろその辺でってタオル投げなきゃいけなかったのかな。でもそうしたら絶対拗ねるだろうしなー。
私、悪評高い「不機嫌で他人をコントロールしようとする人」になってたのかなー。そんなつもりなかったんだけど結果的にそうなってたのかなー。
と、もやもやしたまま過ごした午前中でした。
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