職場恋愛でつまずいたのがきっかけ。相手の男は結婚しようと押しまくってきたのに突然別れようと言ってきて、涙涙の別れ。
その一ヶ月後にその男は市議会議員の娘と結婚した。しかも結婚決まった報告の電話を夜中にかけてきて、だけどお前とエッチしたいから来てくれだと。
自分の男の見る目のなさに情けなくて、結婚サービス任せで結婚した。
そうしたら夫はさらに嘘つきだった。借金だらけで夜逃げに付き合わされ、逃げた先で暮らしを始めるも、貯金はつかいこむ、風俗につぎ込む、
始終働き出したと思えばすぐ辞めて、しばらくお休みを満喫、ブラブラパチンコ行くか、ネットサーフィン。クズの中のクズだった。
子供がいたから頑張って働いて、家庭も維持しようと独身時代の貯金も夫の借金支払いに消えたけど、ついに子供連れて別れることにした。
新しい土地で、再婚を言いよる彼氏と暮らし始めたら、彼はさらなる嘘つきで、大学勤務と言いながら実は無職だった。
私の稼ぎをヒルのように吸い取った後、私のお金を盗んだので、仕方なく警察に突き出した。過剰な労働がたたり私は瀕死の病に倒れた。
やっとボロボロの体で復帰しようとした。お金持ちの男性が同情から付き合ってくれ、結婚しようとまで言ってくれた。
ところが、彼は肛門性愛者だった、ノーマルな私は受け入れられるわけがなく、婚前で回避。
もう一人、何くれとなく私を大切に助けてくれた年上の男性もいた。ところが彼は出会い系で人妻と寝た数を自慢するようなクズだった。
そうこうするうち、私はいつの間にかババアと呼ばれる歳になった。鏡の中に映る年をとった顔は、結局生きている間誰にも心から愛されたことが
なかったという寂しさが漂っている。
人は信じるに足るのだと思いたい。でも、誰でも結局自分のためにしか生きられない。そういう人しか見当たらない。
何か優しい言葉をかけてもらっても、また、お金が目当てか?セックスが目当てか?それとも肛門目当てか?と疑わしくて、心が離れてしまう。
ありがとう、また会いたい、嬉しかった、次に会えるのが楽しみ、
そういった言葉を口にするたび、別のロボットが私の口を借りて言っているような虚しさがある。
誰かに甘えたいのに、甘えられない。
寂しいのに、ひとりぼっち。
たぶん 誰も 愛せなくなったみたいだ。せめて誰かとの温かい本当の愛の記憶さえあれば、この先長くないだろう人生を生きていくにも
支えになるだろうに、それが無い。